タップダンスとは、靴のつま先(ボウル)とかかと(ヒール)で、タップスと呼ばれる金属板を踏み鳴らしながら踊るダンスです。シューズ(タップシューズ)のつま先とかかとにはタップチップと呼ばれる金属が埋め込まれています。つま先、かかと、さらに靴の先端(トー)をたくみに動かし、タップチップとタップスを鳴り合わせることであの独特の音を発生させます。

DANCER - 筑波大学ダンス部

発祥については様々な説がありますが、イギリスで生まれ、アメリカ南部の黒人たちによって現在のタップダンスの基礎が大成され、さらにヨーロッパにも広まった、と考えられています。現在、タップダンスにはいくつかのスタイルが存在しており、リズムタップやミュージカルタップなどのスタイルが主流となっています。リズムタップは「ビート」を重視してステップによって音楽を作り出す、というのが特徴です。

ダンススクール 仙台はココ

ミュージカルタップはブロードウェイなどミュージカルの一部に取り入れられ、タップだけでなく上半身も使い、音楽に合わせて体全体で踊るのが特徴です。タップダンスの衣装とはどういったものなのでしょうか。ミュージカルタップはその作品の衣装で踊りますが、リズムタップはどうでしょう。タップダンスと聞いて、チャップリンを思い出す方も少なくないと思います。チャップリンとはイギリスの映画俳優であり、映画監督であり、コメディアンであり、脚本家であり、映画プロデューサーであり、作曲家でもある才能豊かな人物でした。「チャップリン・イン・ニュー・シューズ」という曲があります。チャップリン作曲ではありませんが、「新しい靴をはいた喜劇王チャップリンが、 その喜びをタップダンスで表現している」そんなイメージを「ラグタイム」(19世紀末にアメリカで起こった黒人のピアノ音楽で、シンコペーション(音楽において、ビートの強弱の位置を本来の場所からずらしてリズムに変化を与えること)を多用する黒人的リズム感覚を特色としたジャズ音楽の一要素)の曲にしたと言われています。

講師紹介|東京スクールオブミュージック専門学校

チャップリンと言えば、山高帽子、だぶだぶの黒ズボン、ステッキという「放浪紳士」の格好がお馴染みです。実際にタップダンスのステージで放浪紳士の格好はよく見受けられます。また、放浪紳士の格好とまではいかなくても、男性は燕尾服、女性はワンピースというのがオーソドックスと言えます。最近ではその形にとらわれずに自由な衣装で踊る場合もあるようです。タップダンスとチャップリンとの間にそう確固たる結びつきはありませんが、「チャップリン・イン・ニュー・シューズ」という曲が作られたように、タップダンスと放浪紳士の格好は何故かしっくりくるのですね。